世界最大の賞金規模を持つeスポーツ大会として有名な、『Dota 2』の国際大会「The International 10」が8月にストックホルムにて開催されます。これの前段階として公式のプロツアー「Dota Pro Circuit 2021」が行われていましたが、これが6月14日のWePlay AniMajorをもってして終了。The Internationalに出場する12のチームが確定となりました。
The International 10 開催概要
The International 10はスウェーデンのストックホルムにて2021年8月5日より開催される予定となっています。グループステージが8日まで、メインイベントが10日から15日と、1週間に渡ってスケジュールが組まれています。
The Internationalは世界最大の賞金規模のeスポーツ大会としてよく知られており、前回大会のThe International 2019の賞金は3400万ドル(約37億円)という規模でした。この背景にはゲーム内での大会関連アイテムの売上の一部が賞金に加算されるシステムにあります。The International 10はコロナで一旦中止になっていたものの、去年の時点で大会関連アイテムを販売しており、その売上分で賞金規模が4000万ドル(約43億円)に達しています。このまま無事に開催されれば、eスポーツ大会における最大の賞金規模記録をまたしても塗り替えることが確定しています。
The International 10の詳細な開催概要については今月中に発表されるようですが、出場チームを決めるプロサーキットは今月開催されたWePlay AniMajorをもってして終了となります。
出場チーム
以下がDota Pro Circuit 2021の上位12チームとなります。
- 1 位:Evil Geniuses – 1,700ポイント
- 2 位:PSG.LGD – 1,300ポイント
- 3 位:Virtus.pro – 1,200ポイント
- 4 位:Quincy Crew – 1,100ポイント
- 5 位:Invictus Gaming – 1,100ポイント
- 6 位:T1 – 1,070ポイント
- 7 位:Vici Gaming – 950ポイント
- 8 位:Team Secret – 950ポイント
- 9 位:Team Aster – 800ポイント
- 10 位:Alliance – 800ポイント
- 11 位:beastcoast – 800ポイント
- 12 位:Thunder Predator – 800ポイント
The International 10にはこの12チーム以外にも6枠が用意されており、それぞれ北アメリカ、南アメリカ、西ヨーロッパ、東ヨーロッパ、中国、東南アジアのリージョン予選を勝ち上がったチームがこの枠を埋めることになります。これらの予選は主に今月末に開催される予定となっています。
The Internationalは賞金規模という点ではeスポーツ大会の最先端をずっと走っている大会であり、世界的なeスポーツマーケットの拡大の象徴的な大会ともなっています。COVID-19の影響で去年の開催は中止となってしまいましたが、プレイヤーからもインダストリーからも、その注目度は健在と言えるでしょう。
(C)©Valve
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